計画していない妊娠でつらい思いをしないために覚えておきたい緊急避妊法（EC）
性交中にコンドームが外れてしまったり破れてしまったりして避妊に失敗したときなどに、覚えておきたいのが緊急避妊法（EC）です。
性交後、一定時間内に薬を飲んで妊娠を回避することから「アフターピル」「緊急避妊ピル」と呼ばれています。
LNG法
現在、国が承認しているECは「LNG法」です。「LNG法」は2011年に厚生労働省がEC専用薬剤として承認した「レボノルゲストレル錠」を用いるもので、性交後72時間以内に1錠服用します。
医師の処方が必要で、保険適用はなく自費となります。
「LNG法」は服用が1回で済み副作用が起こる可能性が低いのが特徴です。
銅付加子宮内避妊具
妊娠経験がある女性では、性交後120時間以内に、銅付加子宮内避妊具を挿入する方法もとられています。
緊急避妊法（EC）を行うにあたって
ECは、あくまでも妊娠を緊急的に回避するもので、継続的な避妊法ではありません。
継続的な避妊を考えるなら、効果が高く体への負担も少ない低用量ピルを選びたいですが、ECは避妊の失敗や性犯罪被害といった緊急時に、また、計画していない妊娠による人工妊娠中絶を防ぐためにも覚えておきたい避妊法です。
POINT
- 性交後、一定時間内に薬を飲んで妊娠を回避する「アフターピル」「緊急避妊ピル」と呼ばれる緊急避妊法（EC）があります。
- 現在、国が承認している「LNG法」は医師の処方で「レボノルゲストレル錠」という薬を用いるもので、性交後72時間以内に1錠服用します。
- ECは継続的な避妊法ではありませんが、避妊の失敗や性犯罪被害といった緊急時に、また、計画していない妊娠による人工妊娠中絶を防ぐためにも覚えておきましょう。
