検査で問題がない人のクロミフェン内服
夫婦ともに20代後半、一通りの検査を受けてお互い問題ありませんでした。生理周期は26~31日で、毎回排卵検査薬陽性後約13日で生理がきます。無投薬でも卵胞は大きくなっており、排卵しているかどうかもエコーで時々確認してもらっています。自分で排卵検査薬を使用し始めてから約1年、クリニックに通いタイミング療法を開始して半年以上経ちました。
夫が人工授精に反対(それよりも確率の高い体外受精がしたい)なので、それ以外の治療法ということで、主治医からは「クロミフェン内服で質の良い卵子を育てましょう」と言われました。
今回、薬はクロミフェンのみで治療を開始しましたが、生理周期、高温期の日数ともに大きな変化はありませんでした。
このような場合、クロミフェンで妊娠率の上昇は期待できるのでしょうか?そして質の良い卵子とは具体的にどのようなものなのでしょうか。妊娠率が無投薬のタイミング療法と変わらないのであれば早々に切り上げて体外受精に進もうと思っています。
回答
不妊治療では、同じ治療法が有効なのは5~6周期、およそ半年間です。したがってタイミング療法は半年以上経過しているようなので、次のステップを考える時期ですね。次のステップは、排卵誘発剤や人工授精があります。人工授精は選択肢ではないようなので、クロミフェンなどの排卵誘発剤が次のステップとしては妥当な選択肢です。ただし、クロミフェンで「質」の良い卵子ができるかどうかは明確ではありませんし、質の良い卵子かどうかも知ることはできません。クロミフェンで妊娠率が高くなるのは、主に、排卵数が増えることによる「数」によると考えられています。様々な数字のデータがあるのですが、一般的にはクロミフェンを使用した方が、妊娠率は高くなると考えられます。
ただし、ここには記載されていませんが、子宮卵管造影検査は済んでいますでしょうか。また性交渉の回数は多ければ多いほどよく、毎日性交渉を持つぐらいの方が妊娠率が高くなります。年齢も若いので、卵巣機能に十分余裕があるならば、もう少し排卵誘発剤を使用してからでも、体外受精に進むことは遅くはないでしょう。ただし、体外受精のご希望が強いならば、主治医の先生にその希望をお伝えすれば良いと思いますよ。がんばって下さいね。
※本回答はご自身の体調や健康状況等によっては必ずしも適切ではない可能性があります。あくまでもご参考情報としてお考えください。
※薬剤・治療等に関する情報は主治医の判断に従ってください。
※気になる症状に関しましては、医療機関へとご相談ください。
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高橋敬一
高橋ウイメンズクリニック