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チョコレート嚢胞って?(1)2019.04.03

チョコレート嚢胞って?(1)

チョコレート嚢胞は子宮内膜症

「チョコレート嚢胞って何ですか?最近周囲でよく聞く病名ですが?」と、地域女性にネット情報を発信している女性に聞かれました。

チョコレート嚢胞とは卵巣に子宮内膜症ができることです。

子宮内膜症の原因はよくわかっていないのですが、本来子宮内腔にあるべき子宮内膜がいろんな場所に飛び火し、毎月の月経時にそこで出血をし、飛び火した先で古い血液が溜まるなど、周囲の臓器と癒着しあうといったことが起こります。

排卵や月経があると進行することは明らかで、大部分は閉経以降自然に治っていきます。

色々な場所にできるので、できた場所で通称別名を使って呼びます。

通常、月経痛・性交痛・排便痛などの症状があります。

次第にその痛みが長く強くなっていくことが特徴です。

時にチョコレート嚢胞は破裂や感染がおこることがあり、その場合激しい痛みで救急受診および手術になることがあります。

子宮内膜症全体の30-50%が不妊症になるとされていますし、4-50代以降のチョコレート嚢胞は卵巣がんに移行する率が高くなるとされています。

初経から閉経まで気の抜けない、付き合っていただく必要がある病気です。

子宮内膜症は文明病

早くから妊娠・出産し、しかも数人産むと、その間は排卵がありません。

1回の妊娠・出産・授乳により月経(排卵)は1-2年停止します。

実はこのこと自体が自然な内膜症の予防になります。

今の日本女性の平均初産年齢は30歳と高齢化しています。

背景には女性の高学歴化やキャリアアップとの関係があります。

あるいはカップルの経済的余裕の出る年齢まで待って妊娠しようと計画することも多く、初産年齢上昇につながっています。

月経(すなわち排卵)が始まり、子宮内膜症になりやすい素因のある方に子宮内膜症が完成するまでに10〜15年かかると言われています。

ですから、妊娠希望年齢が高くなると、その時にはすでに子宮内膜症が完成してしまっているという現状が出てくるのです。

本日は

  • チョコレート嚢胞は卵巣にできた子宮内膜症である
  • 妊娠希望年齢が高くなっている現代では子宮内膜症にかかる女性が多い

というお話をいたしました。

次回は治療についてお伝えしたいと思います。

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