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子どもがかかりやすいマイコプラズマ、どうやって治療する?2019.10.09

子どもがかかりやすいマイコプラズマ、どうやって治療する?

マイコプラズマは通年性の感染症のひとつで、マイコプラズマが原因で10~20%の人が肺炎にかかるといわれています。

そこで今回はマイコプラズマの症状や治療法などをご紹介します。

子供に多いマイコプラズマってどんな病気?

マイコプラズマはマイコプラズマニューモニエという細菌によって引き起こされ、肺炎や気管支炎など、主に呼吸器に症状がみられる感染症です。

罹患率は、0~14歳の小児が約80%と高く、約3~8年程度の周期で大流行すると考えられています。

感染経路には、感染している人の咳やくしゃみなどを直接吸い込む飛沫感染、感染している人の鼻やのどからの分泌物などに触れることによって感染する接触感染の2通りあります。

また潜伏期間は2~3週間と長いため、数カ月にわたって感染者がみられる「くすぶり型」の流行パターンも特徴です。

初期症状は発熱や頭痛、倦怠感、のどの痛みや筋肉痛などがみられ、風邪とよく似ています。

また発熱が治まってから咳が出始めて長引きやすく、だんだんと空咳が強まって痰が絡むようになるといわれています。

発症後は約1週間程度で症状が軽快していきますが、ときに肺炎となることがあり、重症となる場合もあります。

マイコプラズマになったときの治療法は?

マイコプラズマの診断と治療法は、主に以下のようになっています。

診断

一般的に培養による分離や血清抗体検査(PA法)、遺伝子検査(LAMP法)などを行います。

ただし、マイコプラズマを培養後に菌を見極めるのに時間がかかる、1回の血液検査では判定が難しい、遺伝子検査をするためには特別な機械がある施設で行う必要があることなどから、このような検査で早期にマイコプラズマを確定診断に導くことは難しいとされています。

そのため、近年では迅速検査キットが利用されるようになってきています。

迅速検査キットは短時間で検査することができ、のどなどを綿棒でこすって採った検体を調べるものです。

ただし陽性となった場合でもマイコプラズマに本当に感染している確率は約60%と低い上、のどの検体の採り方や検査の時期などによって、その確率はさらに低下します。

以上のことから、医師が患者さんの症状、経過、流行時期などを総合的に考慮した上で診断していくことが重要となる病気といえるでしょう。

治療

マイコプラズマは細胞壁をもっていないため、細胞壁にはたらいて効果を発揮するβ-ラクタム系など、通常さまざまな感染症に使われている抗生物質では効果が期待できないといわれています。

マイコプラズマで主に使われるものはマクロライド系の抗生物質です。

ただしマイコプラズマは耐性菌が増えているため、通常48~72時間以内に熱が下がらない場合には耐性菌とし、8歳未満の場合にはニューキノロン系、8歳以上にはテトラサイクリン系の抗生物質が使われることがあります。

マイコプラズマは早期に治療しない場合に重症な肺炎などを引き起こす場合もあり、入院する場合もあります。

子供が薬を飲んでくれない…対策は?

子供が薬を飲みたがらないのは、マクロライド系の抗生物質に苦みがあるからだといわれています。

もともと苦い薬にコーティングをして甘くしていますが、このコーティングがとれてくると苦みを感じるようになります。

そのため、薬を服用する際には何度も水を口に含んで飲み込み、わずかな薬の成分から苦みを感じさせないようにしましょう。

また、アイスクリームやケーキシロップなどの甘いものや、牛乳やココアなどに混ぜて服用するのもおすすめです。

ただし、酸味のあるヨーグルトやリンゴジュースなどに混ぜると急速に薬が溶けだして苦みが出てくるため、避けた方が無難です。

また最近では薬を包み込んで苦みやにおいをあまり感じないようにする服薬補助ゼリーを使われることも増えてきています。

医師や薬剤師に相談して、対策しやすいものを選びましょう。

おわりに:早期にマイコプラズマを発見・治療し、肺炎などの重症化を防ぎましょう

マイコプラズマは飛沫感染や接触感染などによって感染し、長引く咳が特徴とされています。

1週間ほど経っても症状が改善しない場合には早めに病院を受診し、早期発見に努めましょう。

(medicommi 2019年8月25日)

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