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赤ちゃんの水ぼうそうの特徴は?いつから気をつけるべき?2020.04.07

赤ちゃんの水ぼうそうの特徴は?いつから気をつけるべき?

人間は生後6か月を過ぎると、お母さんから受け継いだ免疫を失い、水ぼうそうをはじめさまざまな感染症を発症するようになります。

今回は赤ちゃんの水ぼうそうについて、発症しやすい月齢や特徴的な症状、水ぼうそうになったときに自宅でできるケアのことまで、まとめて解説します。

赤ちゃんの水ぼうそうの特徴は?

赤ちゃんの水ぼうそうは、生後6カ月を過ぎる頃に37~38度の発熱と頭・顔に虫刺されのようなかゆみを伴う発疹が現れます。

また、季節を問わず通年で感染・発症するリスクがあるのも大きな特徴と言えます。感染力が非常に強いため、発症からおよそ10日の時間をかけてすべての発疹がかさぶたになるまで、外出や他の子どもとの接触は避けなければなりません。

また、小児科や皮膚科で治療を受けるときも、他の子どもや患者に感染を広げないよう、別室での診療が必要です。

水ぼうそうの症状はどんなところに出てくる?

ここからは赤ちゃんの水ぼうそうの症状について、時系列でご紹介していきます。

発症1日目

子供に倦怠感やぐったりした様子がみられるようになり、軽い頭痛や食欲の低下を伴う37~38度くらいの発熱が起こります。発熱は通常、3日程度続きます。

発症1~2日目

熱のある間から顔や頭、おなかを中心に虫刺されやあせもに似た発疹が現れます。発疹の大きさは米粒~小豆大くらいで、時間とともに膨らんで水膨れのようになること、また強いかゆみを伴うのが特徴です。熱が落ち着いた後も発疹の範囲は日を追うごとに広がり、胴体や手足だけでなく、口の中や肛門、陰部、まぶたなどの粘膜まで全身に及びます。

発症3~10日後以降

全身に次々と現れた発疹は、2~3日程度でしぼんでかさぶたになります。かさぶたが落ちると、水ぼうそうの感染力はなくなります。すべての水膨れがかさぶたになるまで、10日~3週間かかると言われています。

水ぼうそうになったときのケアのポイントは?

赤ちゃんの水ぼうそうは、皮膚科や小児科の医療機関で抗ヒスタミン作用、または抗ウイルス作用のある飲み薬や塗り薬を処方してもらって治療するのが一般的です。症状を緩和し、かゆみのあまり赤ちゃんが水膨れを掻き壊してしまわないためにできることとして、以下のようなことがあります。

  • つめを短く切り、皮膚や水疱を傷つけるのを防ぐ
  • 体をシャワーでやさしく洗い、清潔を保ち悪化を防ぐ
  • 軽症で済むよう、1歳を過ぎたら水ぼうそうの予防接種を受けさせる

強いかゆみを伴う水ぼうそうでは、赤ちゃんは不機嫌になりがちです。ストレスや掻き壊しによる赤ちゃんのダメージが少なくすむように、医療機関で適切な治療処置を受けるとともに、自宅でのケアもしてあげてください。

おわりに:生後6カ月を過ぎたら、発熱・かゆみ・発疹を伴う水ぼうそうに注意

お母さんから受け継いだ免疫を失う生後6カ月ごろから、赤ちゃんは水ぼうそうにかかりやすくなります。発熱と一緒に顔や頭、おなかに虫刺されやあせものような発疹とかゆみが現れたら、水ぼうそうを発症している可能性が高いでしょう。外出や他の子どもとの接触を避け、事前に症状を報告・相談し、早めに医療機関を受診しましょう。

また治療中には、掻き壊しによる皮膚ダメージを負わないようにするための自宅ケアも併用してください。

(medicommi 2019年12月1日)

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