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【産婦人科医コラム】月経に伴う、ツライ症状はありませんか?2022.06.16

試験や旅行に月経が重なり困った、という経験はありませんか?

月に1週間だけ、と思うかもしれませんが、1週間は1ヶ月の1/4で1年の1/4は3ヶ月間に相当します。月経に伴う色々な症状、月経の時期は自分でコントロールする時代が来ています。(医学的には、生理のことを、『月経』と読んでいます。)

当院は、女子大学の近くということもあり、患者さんの7-8割が平成生まれの若い女性です。おりものが気になる、月経不順、月経痛、月経をずらしたい、などいろいろな症状で来院されます。

月経に関して質問すると、「月経痛はあるけど、軽いので大丈夫です」と一言。月経痛はあって当たり前、と思っている方が多くいますが月経の時に痛みを伴っている場合、『月経困難症』と診断されます。追加の検査を行うことで『子宮内膜症』と診断されることもあります。

「月経前になるとイライラしてしまい、彼と喧嘩をしてしまう」「月経前になると、学校に行っても友達とうまく関わることができない…」、月経前に気分が落ち込む方はPMS(月経前症候群)の可能性があります。

自分にとって一番良い治療方法を考えましょう

月経痛に対してできる治療は鎮痛剤の内服のみで『我慢』という時代もありました。

でも、今は月経に伴う諸症状に対する薬がたくさんあります。低用量ピルや黄体ホルモン製剤などホルモン剤の種類も増えています。漢方薬が有効なこともあります。自分で治療方法、薬を選択していくことが大切だと思っています。

「月経のことを考えずに毎日が過ごせるようになったことが嬉しい!」「もっと早く知っていたら、月経のたびに、保健室に行かなくて済んだのに…」「人生が変わった!毎日が楽しくなった!」、当院を受診してお話をする中で、今までは当たり前、我慢するしかない、と思っていた月経に伴う症状に対しても治療をすることができるということを知り、治療を開始することで月経にとらわれない毎日を送れるようになった患者さんがたくさんいます。

月経痛やPMSの治療薬として今、最も使われている低用量ピルは、月経痛を改善し子宮内膜症への進行を予防することができる薬ですが、若干ではありますが血栓症のリスクが高くなるため、既往症によっては内服ができない方もおられます。内服を始めた直後には嘔気や不正出血などの症状が出ることもありますが、副作用の出現の頻度や程度は様々です。

現在では、ネットやテレビなどを通じ、治療薬についての情報を得ることができますが、正しい情報、誤った情報、様々な情報で溢れています。「友達が内服しているので自分も内服する」ではなく、まずは自分自身で薬の特徴など調べてみる!その上で正しい情報は何か?自分にとって何が一番良い方法なのか?産婦人科医に相談し、自分に適した治療法を見つけてもらえたら嬉しいです。

低用量ピルについて私が思うこと

ピルはなんとなく怖い、と思われているお母様方はいらっしゃいませんか?治療方針の相談をしているとき、月経に関する症状で悩み苦しんでいる本人は低用量ピルでの治療を希望しているのに、「親が反対するので…」と治療を開始できないことがあります。

日本では低用量ピルが1999年に発売開始されました。現在、月経コントロールに用いられているピルは低用量ピル、超低用量ピルで、以前使われていたピルとはホルモンの量も副作用も全く異なります。「ピル=悪」「ピル=怖い」という概念を一度取り払い、現在使われている薬について子どもさんと一緒に勉強してもらえると嬉しいなぁと思っています。

おわりに:産婦人科医はみなさんのミカタです

自分の体と向き合い、月経と上手に付き合うことで、月経に左右されない快適な毎日を送ることができます。自分の予定に合わせ月経の時期を自分でコントロールする時代です。

私たち産婦人科医はそのお手伝いをすることができます。まずは、産婦人科に立ち寄って相談してみませんか?

川口洋子

ようこ女性のクリニック

女性へのメッセージ

生理に伴うツライ症状はありませんか?
あなたの避妊方法は間違っていませんか?
医学的には、生理のことを月経、生理痛を月経困難症、生理前後の気分不調をPMS(月経前症候群)といいます。
月経痛や月経前の症状で困っていませんか?「月経は月に1回、1週間だけ・・・」と思うかもしれませんが、1年の1/4は3ヶ月に相当します。
月経不順で出血は年に数回。「毎月の生理は面倒だし、回数も少なくて楽!」と思うかもしれませんが、子宮体癌のリスクがありますし、そのまま放っておくと、将来的に妊娠しにくくなる可能性もあります。
「避妊している」と思っていても、方法が間違っていると妊娠してしまうことがあります。「私の月経周期は正しい?」「不正出血?」ちょっとした悩み事を気軽に相談してください。月経が始まって閉経するまで、女性は女性ホルモンの変化とお付き合いしていかなければなりません。正しい知識をもって、上手にお付き合いしていきましょう!

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