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バテるのは夏だけじゃない!秋バテにもなることがあるって本当?2022.09.29

暑い夏の盛りだけでなく、涼しくなり始める初秋になってから、倦怠感や食欲不振など「体がバテる」症状に悩まされた経験はありませんか。今回は秋に体がバテてしまう「秋バテ」について、その症状や原因、予防方法をまとめて見ていきましょう。

秋バテってどんな症状?

秋バテとは、夏の間に生じた室内外の気温差の影響で自律神経が乱れたり、血行不良が起こったりしたことで、初秋になってから疲れが現れ、体調を崩した状態です。具体的には、以下のような症状が9月以降になって現れます。

秋バテの症状

  • 慢性的に肩コリや頭痛があり、頭がぼーっとする
  • 体がいつもだるくて、すぐに疲れてしまう
  • 不眠気味でなかなか眠れず、朝もすっきりと起きられない
  • 胸焼けや胃もたれがあり、食欲があまりない
  • めまいや立ちくらみがある

秋バテの原因

秋バテの主な原因として、夏の疲れの蓄積と秋になってからの気候の変化が挙げられます。

夏の疲れの蓄積

  • 冷たいものばかり摂取していたことによる胃腸の疲れ、血行不良
  • 日焼けにより免疫システムに異常が起こり、強い疲労として現れた

秋になってからの気候変化

  • 気圧が乱れやすく、雨も多くなるため、頭痛、肩こり、めまいを起こしやすい
  • 季節の変わり目で気温の乱高下も激しいため、体温調節が難しくなる
  • 気温や湿度、気圧の変化にうまく適応できないことで、慢性的な倦怠感、疲労感が生じやすくなる

夏に冷たい飲食物を摂り続けたり、日焼けしたりすることで体調不良になり、秋になってからの気候変動についていけずにさらに体調を崩してしまった経験をお持ちの方もいると思います。季節の移り変わりの影響による疲れから秋バテになってしまうのは、老若男女問わず、すべての方に起こる可能性があります。

秋バテを予防するには?

秋バテの予防には、原因である自律神経の乱れと血行不良を解消することが大切です。以下を参考に生活習慣を見直し、秋バテの予防・解消を目指してください。

  • お風呂はシャワーだけで済ませず、できれば毎日38~40℃のぬるま湯に入浴する
  • 散歩やサイクリング、ウォーキングなどの軽い運動を1日あたり30分程行う
  • ストールや薄手の上着でうまく体温調節をしながら、気温の変化に対応する
  • 冷たい飲食物を控え、できるだけ温かい飲食物を摂るようにする
  • 自律神経を整える作用のあるビタミンB1が豊富な、豚肉や納豆を積極的に摂る
  • 免疫機能を高めるとされているかぼちゃやさつまいも、じゃがいもなどを積極的に摂る
  • こまめに深呼吸する習慣をつけて、心身をリラックスさせる など

自律神経の乱れと血行不良は、いずれも「ストレス」と「冷え」に関係しています。入浴や運動で冷えた体を温め、心身のリラックスとストレス解消を促すことは、自律神経の調整と血行促進におすすめです。上記を習慣として取り入れながら、秋バテを予防しましょう。

おわりに:秋バテとは、夏の疲れと気候の変化から体調を崩すこと

「バテる」というと夏バテを思い出しますが、実は夏の疲れなどから秋に体調を崩してしまう秋バテもあります。秋バテは、夏に室内外の気温差にさらされたり、冷たい物を摂り過ぎたりしたことで、自律神経の乱れや血行不良が起こることがおもな原因になります。

また、夏の疲れが原因で秋への季節の変化についていけず、自立神経の乱れと血行不良がさらに悪化することもあります。生活習慣を見直すことが対策につながりますので、うまく習慣化しながら秋バテを予防・解消していきましょう。

(medicommi 2019年9月15日)

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