大人ニキビが治らない原因は?どうすれば治る?2022.10.20
なかなか治りにくいと言われることが多い大人ニキビですが、何故そのように言われているのでしょうか?また大人ニキビが発生する原因にはどのようなものがあるのでしょうか?大人ニキビの原因や対処法について解説します。
大人ニキビが治らない原因は?
ニキビは、ホルモン分泌や自律神経のバランスが崩れることで起こりますが、そのバランスを崩す要因にはさまざまなものがあります。大人ニキビには、不規則な食生活やストレス、睡眠不足などが深く関係していると考えられています。しかし、大人ニキビの原因は複数の要因が関係していることが多いため、どれか一つの原因を直してもニキビが治らない可能性あります。ニキビを治すためには、さまざまな体の不調や生活習慣に気をつける必要があるのです。
大人ニキビで最も多い、顎のニキビが治らないのはなぜ?
不規則な生活によるホルモンバランスの乱れ
不規則な生活習慣により、自律神経やホルモンバランスが崩れると、男性ホルモンが多く分泌されるため、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりなどが起こりやすくなります。また、生理前や妊娠中の女性は黄体ホルモンの増加により顎ニキビができやすくなり、睡眠不足により肌のターンオーバーがうまくできなくなると肌荒れが起こりやすくなります。
皮脂・乾燥
酸化した皮脂が炎症を起こすことがニキビの原因のひとつのため、朝と夕方の2回洗顔し、皮脂が増えすぎないようにすることが大切です。ただし、洗顔のしすぎで皮脂を取りすぎると、乾燥した肌がさらに皮脂分泌を促進させてニキビを増やしてしまうことがあります。また、乾燥しすぎると肌のバリア機能が低下し、炎症を起こしやすくなるので洗顔後の保湿はしっかり行いましょう。
紫外線
紫外線は皮脂を酸化させ、酸化した皮脂が毛穴を塞いでしまうために、ニキビができやすい状態になってしまうといわれています。
ストレス
ストレスが溜まると、自律神経が乱れやすくなり、ホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランが崩れると、皮脂が過剰に分泌されたり、毛穴が詰まりやすくなったりします。
直接的な刺激
不衛生な手や道具で、頬杖や髭剃りなどをすると、炎症を起こしてニキビが発生する場合があります。
食生活
脂質・糖分の過剰摂取、野菜・タンパク質不足などの食事をしていると、内臓に負担がかかり、肌荒れを起こしやすくなります。
大人ニキビはどうすれば治るの?
顎(あご)
顎ニキビの改善で大切なのは、肌を清潔に保つことです。雑菌が多く付着している手で触ったり、髪の毛の先が顎についたりするとニキビが治りにくくなります。
対策
- メイクをしっかりと落とす
- 洗顔料のすすぎ残しを防ぐ
- マスクは控える
- 保湿を徹底して行う(セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸などが効果的)
額
額は皮脂の分泌が多い場所なのでべたつきやすいですが、洗いすぎて乾燥してしまうと逆に皮脂分泌を促進してしまうため、洗顔は適度に行いましょう。また、前髪・整髪料の付着や帽子の着用、枕カバーの洗濯を怠るなども、大人ニキビの原因となります。
対策
- 髪や帽子、整髪料などはなるべく額に触れないようにする
- 寝具を清潔にする
- 洗顔料のすすぎ残しを防ぐ
- 保湿を徹底して行う
頬
頬は乾燥しやすい場所で、バリア機能が低下すると外部の刺激で炎症を起こしやすくなります。乾燥対策として、保湿をする際にコットンを使用すると、より肌に成分が浸透しやすくなります。保湿剤はナノ化した保湿成分の含まれているものがおすすめです。
対策
- 手や髪の毛が触れないように工夫する
- 頬杖をつかないようにする
- 寝具を清潔にする
- 脂質や糖分を控える
おわりに:ニキビの原因となる習慣を改善しましょう
大人ニキビの原因には様々なものがあるため、どれかひとつを改善するだけではニキビが治らない可能性があります。ストレスや紫外線、ホルモンバランス、食生活など、ニキビの原因となりうるものは、なるべく避けるようにしましょう。
(medicommi 2018年9月30日)