仕事中に気をつけたいストレス対策について2025.11.13
仕事とストレスは切っても切れない関係にあり、仕事のストレスを抱えている人は多いと思います。しかし。ストレスが溜まりきってしまうことは心身に健康にも好ましくありません。この記事では、スキマ時間にも手軽にできる仕事中のストレス対策について解説していきます。
仕事中の休憩とストレス解消
仕事中には、ランチ休憩・お昼休憩(食事休憩)・小休憩など、定期的にとれる休憩があると思います。しっかり休憩と食事をとり、休む時間を作って疲労回復・ストレス解消を促す「有意義な休憩時間」を過ごすことが大切になってきますが、可能であればプラスアルファとして以下の対策を試してみてください。
定期的に離席する
あまり移動をしない立ち仕事も、動くことのないデスクワークでも、長時間の作業を続けることは心身に負担がかかり、ストレスが溜まる原因にもなります。可能であれば、トイレ休憩などを理由に、定期的に離席するようにしましょう。仕事が忙しい場合や尿意がない場合でも、可能であれば1〜2時間ごとに定期的に離席するようにすることをおすすめします。
リラックスできる工夫をする
休憩中は仕事のことを忘れてしっかり休み、メリハリをつけることもストレス解消につながります。ON-OFFの切り替えがうまくできない場合は、リラックスを促すため、ティータイムを設けることもおすすめです。ハーブティー・ガム・アロマなどは、手軽にリラックスを促すことができるので、試してみてもいいと思います。
ランチの工夫
ストレスが溜まっている状態だと、ミネラル類(カルシウム・鉄・マグネシウムなど)やビタミン類(ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEなど)などが消費されやすくなるといわれています。また、腸内環境は自律神経と密接な関係があるといわれており、ストレスとの関係も指摘されています。ランチタイムなど、食事休憩中に摂る食事は、丼ものや惣菜パン、おにぎりなど、ついつい炭水化物に偏りがちになります。ミネラル類・ビタミン類・食物繊維など、不足しやすい栄養をまんべんなく摂取できるように、バランスの整った食事を心がけましょう。ただし、栄養だけを考えるのではなく、できるだけ楽しめる食事になるようにしてください。
仕事中のストレッチ・ツボ押しとストレス解消
ストレッチやツボ押し・マッサージで、すぐにストレスが解消できるわけではありませんが、定期的な実戦によって筋緊張を緩めてリラックスを促すことは、ストレス解消につながる場合があります。
スキマ時間でできるストレッチ
以下のストレッチは、仕事の合間や就寝前などのスキマ時間にできるのでおすすめです。
肩まわりのストレッチ
四つん這いになり、手を床につけた状態でお尻を後方へ突き出し、上半身をぐーっと伸ばします。この姿勢を1分間ほどキープしてください。
肩まわり・肩甲骨まわりがストレッチされることで、肩こり解消にもつながります。
血流を良くするストレッチ
1.足を前方へ伸ばした状態で床に座り(長座)、なるべく腰が落ちないように背すじを伸ばした状態でつま先にふれてください。この姿勢を30秒ほどキープします。
2.その後開脚して、左足のつま先に両手でふれて、次は右足のつま先にふれます。それぞれ30秒程度行ってください。
下半身の筋肉をストレッチして血流を促すことは、ストレス緩和につながります。
ツボ押し
ツボ押しは手軽にできるので、スキマ時間のリラックスにおすすめです。
神門(しんもん)
手首内側の曲がりジワを、小指側に沿って指でなぞってみてください。骨の出っぱりの手前で自然に止まる場所が「神門」です。神門はイライラを鎮め、緊張を緩和するツボといわれています。親指を当て、残りの指で手首を掴み、適度な強さで30回程度押しましょう。
合谷(ごうこく
「合谷」は、手の甲側の人差し指と親指の骨の分岐点にあるツボで、適度に刺激することで自律神経を整え、気持ちを落ち着かせるといわれています。親指を当て、左右それぞれ30回程度押しましょう。
おわりに:仕事中のストレスはこまめに解消することが大切
仕事のストレスが溜まりすぎると、神経性胃炎や睡眠障害、うつ病などさまざまな健康リスクが発生する可能性があります。溜まったストレスを一度に解消することは難しいことが多く、ストレスが溜まりきらないうちにこまめに解消することが大切になってきます。スキマ時間でストレッチをしたり、こまめに休憩をとったりするなどして、うまく心身を休めるようにしてください。食生活や生活習慣を見直すことも大切です。
(medicommi 2025/10/23)

