高プロラクチン血症
概要
高プロラクチン血症とは、プロラクチンと呼ばれるホルモンが脳から過剰に分泌される病気です。
原因
高プロラクチン血症の主な原因として、脳の病気、甲状腺機能の低下などの病的要因や、うつ病あるいは消化管の病気などに対する薬の内服があげられます。
症状
月経がみられない、月経周期が乱れる、妊娠しにくい、乳汁がもれ出るといった症状がみられます。
治療
治療は、病気の原因によって異なります。脳の病気が原因である場合は、まずは内服薬による治療が行われ、効果がみられなければ手術が行われることもあります。甲状腺機能の低下が原因の場合は、甲状腺ホルモン製剤を内服します。内服中の薬が原因の場合は、それらの薬の量を減らすもしくは中止します。