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卵巣過剰刺激症候群(OHSS)

概要

卵巣過剰刺激症候群とは、排卵を誘発する治療によって卵巣が過剰に刺激されて腫(は)れる病気です。英語の頭文字からOHSSとも呼ばれています。

原因

OHSSの主な原因は、多嚢胞(たのうほう)性卵巣症候群(PCOS)などに対するゴナドトロピン製剤を用いた排卵誘発治療によって、卵巣が過剰に刺激されることですが、内服薬による排卵誘発治療や、まれに自然排卵でも発症します。

症状

主に、お腹に水が貯まることによる腹部膨満感(ぼうまんかん)、吐き気・嘔吐(おうと)といった症状がみられます。重症化すると、腹痛や呼吸困難がみられることもあります。また、血栓症などの合併症を発症することもあります。

治療

治療は、症状の程度に応じて行われます。症状が軽い場合は通院治療が可能であり、血栓症を防ぐために水分を十分に摂取したり、卵巣への負担を減らすために性行為や激しい運動を控えるといった生活指導が行われます。通院治療が難しい場合や妊娠中の場合は、入院による治療が必要となることが多いです。入院時は、輸液を中心とした治療や血栓症を予防する治療などが行われます。

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