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知っておきたい性感染症の話②2020.04.21

野口 まゆみ

野口 まゆみ

西口クリニック婦人科

知っておきたい性感染症の話②

前回のコラムでは、性感染症は粘膜と粘膜の接触で感染することや、自覚症状が少なく感染に気づかずに過ごしていると子宮外妊娠や不妊症の原因となるクラミジア感染症のお話などをお伝えしました。今回は性感染症の感染の広がり方と、防ぐ方法についてお伝えしたいと思います。

性感染症のやっかいなところ

感染症は病原体が入ってきてから症状が出るまでに潜伏期間があります。ウイルス感染ですと通常数日から数週間のものが多いですが、エイズウイルスの潜伏期は年単位ですので、その間感染に気付くことがなく、性行為によって感染を広げている可能性があります。感染経路別でみると、エイズは同性間の性行為による感染が多く、特に男性に多いという特徴があります。

しかし10代の異性間性行為感染では60%近くが女性です。将来妊娠・出産をした場合は、子どもへの感染が心配されます。クラミジアやエイズなど初期症状が軽い性感染症の場合、親は感染に気づかず、生まれた赤ちゃんが発症して初めて両親の感染が分かるというケースもあります。最近では梅毒感染者が急増して問題になっています。母子感染(先天梅毒)の報告もあり、感染の広がりが心配されています。

セクシャルネットワークをごぞんじですか?

セクシャルネットワークをご存知ですか。性感染症は今付き合っているカップル同士や夫婦間だけの問題ではありません。もしパートナーに元カレ・元カノがいたとするとその人たちから感染したのかもしれません。その場合元カレ・元カノも治療をしないと、その元カレ・元カノの新しいパートナーに感染が広がっていくかもしれません。性感染症はお互いに名前も顔も知らない人から病気をもらったり、病気を移したりするというセクシャルネットワークができます。ちょっとこわいネットワークです!

性感染症を防ぐ3つの原則

では性感染症を防ぐにはどうしたらいいでしょうか。3つの原則があります。

  • 不特定多数の人との性行為を避けること
  • 性行為をするときはコンドームを使うこと(オーラルセックスの場合も使う必要があります)
  • 性行為のある人は誰でも性感染症にかかる可能性があることを知ること

もしかしたらと思った時は病院(女性は産婦人科、男性は泌尿器科)で検査を受け、適切に治療し、パートナーだけでなくセクシャルネットワークにいる人たちにもその事を伝え検査・治療を受け、お互いに治るまで性行為をしないことです。

野口 まゆみ

野口 まゆみ

西口クリニック婦人科

女性へのメッセージ

女性の生涯における健康と女性ホルモン(特にエストロゲン)は重要なかかわりがあります。ホルモンと関係する女性特有の病気を知って、うまく付き合うことにより健康で充実した生活を送ることができます。月経・妊娠・出産はもちろん子宮筋腫・子宮内膜症、高脂血症、動脈硬化、骨粗鬆症、避妊などホルモンと関係することはたくさんあります。

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