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貧血の人はチアノーゼの症状が出にくいって本当?2020.09.08

「寒いところにいると唇が青くなる…」という人はいませんか?これはチアノーゼの症状のひとつです。

 今回は、チアノーゼが出たときの症状や対処法などをご紹介します。

チアノーゼってどんな症状?

 皮膚や粘膜が青紫色になった状態のことを「チアノーゼ」といいます。これは血液中の酸素が不足することで発症します。
血液中の酸素が不足すると、酸素と結合していない「還元ヘモグロビン」が増加します。チアノーゼが現れるのは、この還元ヘモグロビン濃度が高くなったとき(5g/dl以上)です。

 これは、ヘモグロビンが酸素と結合している場合には血液は鮮やかな赤色となる反面、酸素が少ない場合は血液が少し黒みがかった青紫色になるためです。

貧血だとチアノーゼの症状が出にくいの?

 チアノーゼは、総ヘモグロビン量によって現れやすさが異なります。貧血の人の場合、もともと総ヘモグロビン量が少ないため、還元ヘモグロビンが5g/dl以上になりづらく、チアノーゼが現れにくいといわれています。

チアノーゼがあらわれる原因は?

中枢性チアノーゼ

 顔や唇、体幹など、体の中心部分に現れるチアノーゼのことをいいます。全身の皮膚または粘膜にみられることが特徴です。肺動脈閉鎖などの先天的な心臓病や、間質性肺炎など、呼吸機能の障害などが原因として考えられます。

 また、登山中など、酸素が少なく標高の高い環境にいるときにも症状がみられる場合があります。

末梢性チアノーゼ

 爪や指など、体の末端に現れるチアノーゼのことをいいます。主に体が冷えているときや圧迫などにより、一時的に血液の巡りが悪くなった際に現れるのが特徴です。他に、低血糖や閉塞性動脈硬化症などによっても現れるといわれています。

チアノーゼが出たときの対処法は?

 チアノーゼを発症した場合、原因となっている病気の治療が行われます。たとえば、気道狭窄(気道が狭くなっている状態)が原因の場合、酸素投与や気道の確保などが行われます。貧血の有無や血中の酸素濃度を調べるための血液検査をしたり、状況によっては心電図検査やCT検査などが行われることもあります。貧血の人の場合は症状がみられにくいことが特徴のひとつです。もし、気になる症状が現れた場合には病院を受診してください。

おわりに:思い当たる症状があれば、医師へ相談しよう

 チアノーゼはさまざまな原因から現れるといわれています。特に治療を必要としない場合もありますが、見た目が気になるようでしたら、病院で診てもらうことをおすすめします。

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