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チョコレートを食べると得られるうれしい効果は?2020.10.22

チョコレートは甘いおやつというイメージが強いですが、実は体にいい効果を持っています。特にチョコレートに含まれるポリフェノールという成分にはさまざまな作用があります。

この記事ではカカオポリフェノールを食べると得られる健康や美容に関するメリットや、どの種類のチョコレートをどのくらい食べるとよいかなどをご紹介します。

チョコレートに含まれるポリフェノールとは?

ポリフェノールとは苦みや色素の成分で多くの植物に存在しています。自然界では5000種類以上のポリフェノールがあると考えられています。ビタミンCやビタミンEは強い抗酸化作用を持っていますが、ポリフェノールも強い抗酸化作用を持ち、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える働きをします。その強い抗酸化作用の働きから、ポリフェノールには生活習慣病予防に効果があるといわれています。

ポリフェノールは水に溶けやすいので短い時間で作用しますが、効果の持続時間は長くありません。長期的にポリフェノールの効果を得るためには、毎日こまめに摂取することが必要です。

カカオポリフェノールの健康効果は?

ポリフェノールにはさまざまな種類がありますが、チョコレートに豊富に含まれるカカオポリフェノールをご紹介します。

カカオポリフェノールの働き

血圧を下げる

カカオポリフェノールには血管を拡げる作用があります。血管になんらかの異常が発生すると血管が狭くなって血流が悪化し、血圧が上がります。カカオポリフェノールの作用で血管を拡げて血流の改善を促すことで、血圧を整える効果が期待できます。

動脈硬化予防

カカオポリフェノールはLDLコレステロールの酸化を抑える働きをします。HDLコレステロールの増加にもつながりますので、動脈硬化の予防になります。

アレルギー改善

アレルギーを発症させる原因物質アレルゲンが体内に入ると、免疫が反応して抗体が作られます。カカオポリフェノールは抗体の産生を防いだり、肥満細胞からヒスタミンが放出されるのを防ぎます。さらに好酸球の働きを抑えてアレルギー症状発症を防ぐ働きもしてくれます。

美肌効果

しみやそばかすなど肌トラブルの原因のひとつに、紫外線による活性酸素の影響が考えられます。カカオポリフェノールは抗酸化作用を持ちますので、活性酸素に働きかけて肌の健康維持をサポートします。

チョコレートの甘い香りの働き

チョコレートは甘い香りをしていますが、その香りには以下のような効果があるといわれています。

集中力、記憶力アップ

最近の研究でチョコレートの甘い香りが集中力や記憶力を高める効果を持つことがわかりました。

リラックス効果

チョコレートに含まれるテオブロミンという成分には神経鎮静作用があり、気分がリラックスすると考えられています。

1日にどのくらいチョコを食べればいい?

カカオポリフェノールの作用を効果的に得るには、1日約25gが適切な摂取量です。カカオポリフェノールは作用の持続時間が比較的短いので、5回に分けて1回に5gずつ食べることをおすすめします。食べる時間帯はいつでも大丈夫ですが、食事前と午後3時前後に食べるとカカオポリフェノールが持つ空腹感を抑制する効果を得られ、食べ過ぎを防ぐことが期待できます。

チョコだったら何を食べてもいい?

チョコレートに含まれるポリフェノールの効果を得るためには、チョコレート選びが大切です。カカオ収穫後の処理や加工によってはポリフェノールの効果があまり期待できません。下記で紹介するチョコレートを選び、効率的にポリフェノールの効果を実感しましょう。

ポリフェノールを豊富に含むもの

  • 新鮮なカカオ豆
  • 発酵したカカオ豆
  • カカオ豆を加工したココアパウダー
  • 成分調整の少ないチョコレート

ポリフェノールが含む苦みを大きく調整したチョコレートには、ほんのわずかのポリフェノールしか含まれていないことがあります。特に市販のミルクチョコレートやホワイトチョコレートのポリフェノール含有率はかなり低い、あるいは含まれていない場合が多いです。カカオポリフェノールが持つ生活習慣病予防などの効果を得たいときは、カカオの種類やどんな加工がされているかを確認しましょう。

おわりに:カカオポリフェノールは健康と美容にメリットあり。カカオの種類や加工について理解しましょう

チョコレートに含まれるポリフェノールには、生活習慣病予防や美肌効果などのよい作用があります。ただしすべてのチョコレートにポリフェノールが豊富に含まれているわけではありません。効果を得たいときはポリフェノールがきちんと含まれているかどうか確認しましょう。
(medicommi 2020年5月28日)

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