デスクワークで目が疲れる原因は?おすすめのセルフケアは?2021.12.16
現代人はパソコンなど、ディスプレイを見て行う仕事や作業が多く、目に疲れがたまりがちです。かすみ、乾燥など目のトラブルを引き起こす前に、適切な対策法をとって健康を維持することが大切です。この記事では、眼精疲労の原因や症状、改善方法を解説します。
デスクワークで目が疲れる原因
目に大きな負担がかかると、目の細胞や筋肉に疲れがたまります。目に負担をかける原因として、次のようなものがあります。
- 目を酷使している
- 長時間のパソコン作業
- 細やかな作業
- メガネやコンタクトのレンズの度が合っていない
- 老眼
なかでも、パソコンなどを長時間見続けるデスクワークには注意が必要です。画面をじっと見つめることが多くなり、まばたきの回数が減る傾向がみられます。そのため、目が乾いた状態になって疲れを招きます。
仕事中、こんな症状が出てきたら目が疲れているかも!
下記のセルフチェックに当てまる方は、眼精疲労が発生している可能性があります。
- 目の奥が痛い、うずく
- 目の奥が熱い
- 目がかすむ
- 目の疲れを感じる
- 目の乾きを感じる
- 目にゴロゴロ感、異物感がある
- 目が赤くなる
- 物が見えにくくなった
- まぶたがけいれんする
- まぶたが重く感じる
- 涙が出やすくなった
- 頭痛がする
- 吐き気がする
- 肩こりがひどい
- パソコンなどのディスプレイを見ていると眠くなる
ただし、上記の症状は必ずしも眼精疲労が原因とは限りません。原因を特定するためにも、早めに眼科を受診しましょう。
デスクワークで目の疲れを感じたときのセルフケア方法は?
目の疲れを感じたら、疲労が蓄積する前に以下のようなセルフケアを行うことをおすすめします。
アイマスク
デスクワークなどで、長時間同じ姿勢で画面を見続けていると、目の周りの筋肉がこり固まってしまいます。ガチガチになった目の周りの筋肉ほぐすには、ホットアイマスクでやさしくあたためるのがおすすめです。使い捨てタイプ、電子レンジで加熱するタイプ、USBに接続するタイプなど、さまざまな種類がありますので、使いやすいものを選びましょう。
アイウォーマー
目を休めながら仕事や家事をしたいときは、アイウォーマーがおすすめです。複数のメーカーが製品を発売しています。蒸しタオルで目元を温めても疲れが和らぎます。
ブルーライトカットレンズ
パソコン作業をするとき、画面から発されるブルーライトの影響で疲れがたまると考えられています。ブルーライトとは、波長が380~500ナノメートルの青い光で、紫外線と同レベルのエネルギーを持っています。ブルーライトをカットするメガネもあり、視力に問題がない方でも、パソコン作業中にブルーライトカットメガネをかけることができます。
ディスプレイの調整
ディスプレイの明るさと位置を調整すると、疲れが軽減することがあります。明るさは、部屋など周囲の環境の明るさと調和しているのが理想的です。明るすぎたり、暗すぎたりしないよう調整しましょう。また、ディスプレイと顔の間の距離は、50cm以上離してください。そして、猫背にならないようにディスプレイの高さを調整することも大切です。
目の疲れはメガネやコンタクトが原因のことも
目の酷使のほか、メガネやコンタクトが合っていないことが疲れを招いていることもあります。
視力は年齢や生活習慣などで低下することがあります。近視、乱視などを放置していると目に負担がかかりますので、定期的に眼科で検査してもらうと安心です。また、視力矯正で疲れが軽減することもあります。セルフケアで疲れがとれない場合は、眼科で視力検査を受けてみてください。
おわりに:眼精疲労は蓄積させずにこまめに解消させましょう
長時間デスクワークをしていると、ディスプレイを見る時間が長くなりがちです。その結果、眼精疲労を招いて目のトラブルを引き起こすことがあります。セルフケアで目の疲れを和らげましょう。ただ、それでも症状が改善しない場合は、早めに眼科を受診してください。
(medicommi 2020年6月16日)