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5月病ってどんな症状?予防するためにできることは?2022.04.28

春は進学や入社、部署異動、引越しなど新しいことが始まる季節であり、環境の変化が大きく忙しさを感じやすい時期です。ゴールデンウィークになると忙しさがちょっと落ち着きますが、大型連休の終わりに気をつけたいのが5月病です。この記事では、5月病の症状や予防法、対処法を紹介します。

5月病とはどんな状態?

4月後半から5月にかけて、日本ではゴールデンウィークと呼ばれる大型連休があります。「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調がよくない」「勉強や仕事に集中できなくなった」など、大型連休のあとに心身に不調を感じる状態を5月病といいます。5月病が悪化すると体調がすぐれない状態が続き、欠席や欠勤が増える場合があります。

5月病になりやすいのはどんな人?

5月病は誰でもなる可能性がありますが、下記の特徴に当てはまる人は特に注意しましょう。

環境の特徴

  • 連休の前に、就職、異動、転勤、転職をした
  • 組織改編などで、職場の人間関係や雰囲気が変わった
  • 新しい仕事を担当することになった
  • 責任あるポジションやプロジェクトを任されるようになった
  • 残業や休日出勤などで勤務時間が長く忙しかった

性格の特徴

  • 真面目で几帳面
  • 責任感が強い
  • 悩みをひとりで抱え込む
  • 控えめで大人しい
  • 完璧主義
  • ストレス発散方法がない

5月病の予防方法は?

5月病になる人は、環境の変化によるストレスを抱えていたり、疲労を溜め込んだりしている傾向がみられます。そのためストレスと疲労を蓄積しないようにすることが5月病の予防につながります。

趣味を楽しむ

好きなものごとに打ち込んでいるときは、脳内で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが活性化されることで気分が上向きになり、リフレッシュすることもできます。料理、写真、読書など、好きなことを見つけましょう。

運動でリラックス

体を動かすとストレスによる緊張がほぐれてリラックスできます。激しいスポーツでなくても、散歩がてらのウォーキング、ボルダリング、軽めのジョギングなど、楽しめる範囲で体を動かしましょう。

食事でセロトニン分泌アップ

セロトニン生成を促す栄養が豊富な食品を意識して食べましょう。バナナ、乳製品、大豆製品、サツマイモ、いわし、雑穀などがおすすめです。

ただし、カフェイン入り飲料や甘い食べ物を摂取しすぎると、睡眠や内臓機能に影響を与えますので、適量を心がけてください。

生活リズムを整える

平日とは対照的に、休日は遅い時間に起き、食事もとったりとらなかったりしている場合、生活リズムが乱れて疲れがとれません。休日もなるべく平日の生活リズムからズレすぎないように、起床、食事、就寝の時間帯を整えましょう。

就寝前はデジタル機器を見ない

スマホやパソコンを就寝前に使うと、睡眠の質が低下して寝つけなかったり眠りが浅くなったりします。睡眠不足は疲労蓄積の原因になるので注意しましょう。

悩みは抱え込まず、外に出す

悩みがあるときは、ひとりで抱え込まずに誰かに相談すると心が軽くなります。話すのに抵抗があったり、相談相手を見つけられなかったりする場合は、ノートに悩んでいることや、いつから悩み始めているかなどを書き出してみると心が整理整頓されることがあります。

5月病かな…と思ったときの対処法は?

5月病は早めに対処することが大切です。以下で紹介する「5月病の初期症状」に気づいた場合は、かかりつけの医師など、医療機関の診察を受けましょう。身体に問題がなく、不調の原因がわからない状態が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科の受診を検討してください。放置すると心身の不調が続いて日常生活に支障をきたす場合もあります。早めに相談しましょう。

[5月病の初期症状]

  • 食欲が落ちた
  • 頭痛がする
  • めまいがする
  • 眠れない
  • 朝なかなか起きられない
  • 風邪など病気にかかりやすくなった
  • やる気が出ない
  • 集中力が低下した
  • 気分が落ち込む
  • イライラする
  • 焦りや不安を感じる
  • 周囲への関心がなくなる
  • 学校や会社に行きたくなくなる

おわりに:春の環境変化は5月病の原因になる場合がある。ストレスや悩みは適度に発散しよう

5月病は、春に環境変化があった人に起こりやすいです。

また、それまでに疲労やストレスを溜め込んでいた人も注意が必要です。趣味を楽しんだり、運動や食事など生活習慣を工夫したりしながら5月病を予防しましょう。

「ストレスや疲れを感じているのは自分だけかも」と不安を感じて悩みを打ち明けられない場合もあるでしょうが、程度の差はあってもストレスを抱えている人はたくさんいます。疲れやストレスを感じることは悪いことではありません。悩みや愚痴を言い合ったり、一緒にストレス発散したりすることが、解決につながる場合もあります。ストレスや悩みは抱え込まず、外に出すようにしてください。

(medicommi 2020年5月14日)

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